< 大阪教室 >
ご訪問ありがとうございます。
生活にお香を取り入れた豊かな生活をご提案。
ちいさな香房からお伝えする 香司の桑村和子です。

前回、日本の暮らしあれこれ⑤古代から伝わる健康食「梅干し」の中で、
平安時代に「梅肉」を使用して薫物と呼ばれるお香を作っていたとお話させて頂きました。

そこで、今回「手作り香房なごみ オリジナル梅蜜」を作って「梅花」と呼ばれる薫物を作ってみました。

◆ 梅花とは?

平安時代、宮中では季節毎に応じて用いる基本的な6種類の薫物が定められていました。

それを「六種の薫物」と呼ぶのですが、
その中の春の薫物「梅花」と言う物があります。

「梅花」は、梅の香りに似たりと言われ
主に梅の咲く時期に梅をイメージして作られています。

源氏物語では、紫の上が「梅の花になそられた華やかな春の薫り」として作中で作った香としても有名です。

手作り香房なごみでも、2月から3月にかけて「春風に匂う薫物」として
この六種の薫物・梅花づくり講座を開講しています。

もちろんご要望があれば、いつでも開講しますのでお問い合わせくださいね(^^)

◆ 梅肉をつかった「梅蜜」を使った香りとは?

さて、手作り香房なごみで作って頂いている「梅花」は
薫物屋香楽の若梅という蜜を使って沈香を主として白檀、丁子など数種類の香原料を使用して作って頂いています。

この「梅花」の香りは
梅の花が咲きほこり、馥郁(ふくいく)とした香りがあたりを包むような
華やかで甘味が強い物となっています。

では、今回「手作り香房なごみ オリジナル梅蜜」で作った「梅花」はと言うと、
梅の花が散りはじめた、少しもの悲しさを感じさせる酸味と苦味が感じられる香となりました。

同じ調合でも、蜜を変えるだけでだいぶ香りの持つイメージが変わってきます。

同じ春を表す香でも、初春と晩春で香りを変えて楽しむのもいいかもしれませんね。

今回は、蜜も試行錯誤して作り楽しい時間となりました。

来月は、「夏の薫物・荷葉」の講座が始まります。
荷葉も、よりよい香りづくりが出来る様、研究を重ねていきたいと思います。