日本の暮らしあれこれ⑥丑湯と香原料「藿香」

日本の暮らしあれこれ⑥丑湯と香原料「藿香」

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生活にお香を取り入れた豊かな生活をご提案。

ちいさな香房からお伝えする 香司の桑村和子です。

 

 

7月に入り、雨の日が続き心身ともに体調を崩す人も多いのではないでしょうか?

 

私も、気圧の関係か頭痛に悩まされたり、どうも気分が上がらないなどすっきりしない日が続いています。

 

日本では昔から「季節の変わり目に体調を崩しやすい為、栄養のある物(うなぎやしじみなど)食べる風習」土用の丑の日がありますね。

 

 

土用の丑の日と言えばうなぎを食べる日!と覚えている人も多いのでは?

 

ですが、土用の丑の日は「無病息災のおまじない」として、丑の日にお風呂に入る「丑湯~うしゆ~」という物があります。

 

毎日お風呂に入る頃ができなかった時代などには、特別爽やかな薬湯に入っていたようです。

 

ちなみに江戸時代には、桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたと言われています。

 

ですが、特にどの薬草を使うかは決まっていないので、お気に入りのハーブなどを使ってオリジナルの丑湯を楽しんでみるのも楽しいのではないでしょうか?

 

 

◆こんな丑湯はいかが?

手作り香房なごみがお勧めする丑湯・・・それは「藿香湯」です。

 

お香や漢方になじみがある人はお馴染みの藿香(かっこう)ですが、藿香と言われても何?と思う人も多いかと思います。

 

アロマでいうところのパチュリと言えばわかる人も多いのではないでしょうか?

 

藿香はインド原産のシソ科多年生草木【カワミドリ(土藿香)】と【広藿香】の2種類があり、お香で使われるのは【土藿香】アロマのパチュリとして使用されるのは「広藿香」が多いようです。

 

藿香の香りには、ストレスによる神経疲労を和らげる効果があるほか、芳香健胃薬としても有名です。

 

漢方薬としても、下痢、解熱剤としても利用されていますし、皮膚病の薬として用いられています。

 

暑さやじめじめしたこの季節、丑湯として爽やかな少しの甘味と草の香りの藿香湯を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

市販の藿香湯も販売されていますのでお手軽に楽しめるのでお勧めですよ(^-^)