<東京教室>

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ご供養から趣味のお香まで幅広くお伝えする

ちいさな香房なごみ東京教室 香司 草崎浩子です。

 

 

今回のやってみたかったことシリーズ⑤は、<衣替え>の続編です。

 

前回もお伝えしましたが、普段は<樟脳>を使い防虫香を作っていました。

 

樟脳は昔から防虫剤として使われてきたクスノキから抽出される成分です。

 

鼻を刺すような強い香りが特徴で懐かしいと感じる方もいれば苦手という方もいらっしゃると思います。

 

 

私はどちらかといえば好きな香りなんですが、今回は・・・

 

 

正倉院のえび香

 

正倉院には、日本最古と言われる9つの<えび香>が残されています。

 

※正倉院 小香袋

 

裛衣香(えいこう)・衣被香(えびこう)とも言われる「匂い袋」になります。

 

 

沈香や白檀・丁子などの香原料を調合したものが入っていて、防虫・防カビ効果があるので防虫香としてももちろん、香りを着物に移したり、身に付けて楽しむなど、様々に使われていました。

 

 

源氏物語の「梅が枝」「末摘花」の中にも、この衣被香が登場します。

 

 

そして、正倉院にはたくさんの宝物が収蔵されているわけです。

 

 

その宝物を守るために、正倉院では化学薬品は一切使用せず、古くからの慣習に従い、薬香をもちいた防虫香を継承して使用しているのだそうです。

 

 

その調合については資料もあるので、再現してみることにしました。

 

 

使う香原料は意外と少なく、拍子抜けするくらいシンプルです。

 

 

ただ、貴重な香原料を使用するのでプレミアム感があります✨

 

仕上がりは深みがあり、幽玄とでもいいましょうか、現代風ではなく、古典的な香りです。

 

 

和紙の袋には、正倉院の螺鈿紫壇五弦琵琶(らでんしたんのごげんびわ)のスタンプ。

 

昨年、東京国立博物館で行われた正倉院特別展に行ったときに購入したもの。

 

ここぞとばかりに使ってみました♬

 

とっても贅沢な<えび香>が出来上がりテンションアップ~

 

ですが、かなり高級なものになるので、たくさん作ることは出来ません💦

 

 

そこで👆基本の調合をふまえて出来るだけコスパが良く、近い香りに仕上げてみようと試行錯誤。

 

 

正倉院の再現えび香より軽めの香りですが、なんとかそれらしく調合出来ました。

 

 

これなら気兼ねなく作れるし、惜しみなく使えます。

 

 

 

このコスパのいい正倉院をイメージした香りの<えび香>ですが、需要はあるのかしら?

ちょっと気になるので、もし「欲しい」「気になる」という方がいれば教えてくださいね(*^-^*)